#author("2023-03-21T13:25:53+09:00","","") [[CGIのいろは(CGI設置講座)&CGIのFAQ]] #contents #norelated #br * 運用に支障がないウェブサーバ [#v194316e] このページにてCGIの運用に問題がないウェブサーバを紹介する。~ 現在無料レンタル可能なウェブサーバは数が減少していることを心得ていただきたい。 ** Perlが使用可能で安定しているサーバ [#w2d83a5d] - [[XREA(有料プランあり)>https://www.xrea.com/]] -- GMOデジロック運営。 -- アップロード制限サイズ・60MB -- アップロード可能ファイル数制限あり。 -- 概ね安定している。 -- 転送量の目安は1GB。有料は無制限。 -- コントロールパネル・.htaccessでPHPのバージョン切り替え可能。 -- パスワード変更可能。ただし、自動生成されるためメモに書き留めておくこと。 -- 無料だが、有料プランは100GBにまで拡張される。 -- サーバ契約はValue Domainに登録する必要がある。 - [[VALUE SERVER(有料)>http://www.value-server.com/]] -- GMOデジロック運営。 -- アップロード制限サイズ・不明 -- アップロード可能ファイル数制限あり。 -- 概ね安定している。 -- 転送量の目安は月150GBから。 -- コントロールパネル・.htaccessでPHPのバージョン切り替え可能。 -- サーバ契約はValue Domainに登録する必要がある。 - [[CORESERVER(有料)>https://www.coreserver.jp/]] -- GMOデジロック運営。 -- アップロード制限サイズ・不明 -- アップロード可能ファイル数制限あり。 -- 概ね安定している。 -- 転送量の目安はV2で月10TBから。V1は無制限。 -- コントロールパネル・.htaccessでPHPのバージョン切り替え可能。 -- サーバ契約はValue Domainに登録する必要がある。 - [[さくらインターネット(有料)>https://www.sakura.ad.jp/]] -- さくらインターネット運営。 -- 全プラン有料。 -- アップロード可能サイズ・無制限 -- アップロード可能ファイル数制限記載なし。 -- 転送量無制限。 -- プランにより容量が異なる。 -- 概ね安定しているが、2022年2月16日から開始された新サーバリリースに伴うサーバとプログラム更新により動作しないスクリプトが一部存在する。これらはコントロールパネルでバージョンを旧バージョンにすることで回避可能。 -- コントロールパネルでのみPerl・PHPのバージョン切り替え可能。 -- パスワード変更可能。 - [[ロリポップ(有料)>https://lolipop.jp/]] -- GMOペパボ運営。 -- 全プラン有料。 -- アップロード可能サイズ・無制限 -- アップロード可能ファイル数制限あり。 -- 転送量無制限。 -- プランにより容量が異なる。 -- サポートがよく、概ね安定している。上位プランは高速化が図られているが、一部スクリプトの運用に関しての説明はないものの、修正可能であれば支障はない。 -- Perlのバージョンアップを行ったため動作しないスクリプトが確認されている。 - [[ヘテムル(有料)>https://heteml.jp/]] -- GMOペパボ運営。 -- アップロード可能サイズ・無制限 -- アップロード可能ファイル数制限(100万個)あり。 -- 転送量:月40TB(一日1.3TB)まで。 -- ロリポップと比較しプランは一つのみだが、サポートがよく概ね安定している。 -- Perlのバージョンアップを行ったため動作しないスクリプトが増加している。 - [[リトルサーバー(有料)>https://lsv.jp/]] -- リトルネットワーク運営。 -- アップロード可能サイズ・不明 -- アップロード可能ファイル数制限記載なし。 -- 容量は20GBより。 -- コントロールパネルでのみPHPのバージョン切り替え可能。 -- 概ね安定しており、リトルプラン以降は高機能となっているが、インタプリタのバージョン等は不明。 -- 転送量の目安は一日に付き30GBより - [[Rental Orbit Space(無料)>http://www.rosx.net/]]((&color(#ff0000){SFTPおよびSCP等アクセス可能ではあるものの、HTTP経由のアクセスは不可能。};))(契約不能) -- 個人運営。 -- アップロード可能サイズ・500MB -- アップロード可能ファイル数制限記載なし。 -- 高負荷CGIの利用も可。 -- 容量は5GB。 -- 個人((自宅サーバ。))運営のためサーバ停止は長期間となるが、概ね安定している。 -- &color(#ff0000){現在登録不能。}; -- &color(#ff0000){パスワード変更はSSH接続が可能なソフトウェアを介して行う仕様となっている。}; ** ある意味究極の選択と言われる運営法 [#v2d9e6ff] - 自宅サーバ -- 自分自身による運営。 -- アップロード可能サイズ・サーバ側のHDD容量が許す限り無制限だが、設定によってファイルサイズの制限は可能。 -- アップロード可能ファイル数制限は任意で切り替えられる。 -- 転送量と速度は契約しているISPならびに回線品質などに左右されるが、格安と謳うISPは一日5GBのため適さず、グローバルIPでの運用は制約が存在する。 -- 内蔵ストレージの容量が許すかぎり((OSやインストールするソフトウェアにより増減するのでストレージ容量には余裕を持たせたほうが良い。))無制限だが、安定運用等には相応のスキルを要するだけでなくサーバの導入・パーツ交換等全ての費用を自らで賄わなければならないため結局はサーバやVPSを借りるよりも高くなる。 -- [[Perl:https://www.perl.org/]]がインストールできれば使用OSはWindowsでも構わないが、できれば[[Linux:https://ja.wikipedia.org/wiki/Linux]]系列の[[AlmaLinux:https://almalinux.org/ja/]]・[[Rocky Linux:https://rockylinux.org/ja/]]・[[Debian:https://www.debian.org/]]・[[Ubuntu:https://ubuntu.com/]]等もしくは[[BSDの子孫:https://ja.wikipedia.org/wiki/BSD%E3%81%AE%E5%AD%90%E5%AD%AB]]である[[FreeBSD:https://www.freebsd.org/ja/]]等・サーバソフトウェアは[[Apache HTTP Server:https://httpd.apache.org/]]・FTPデーモンは[[vsftpd:https://security.appspot.com/vsftpd.html]]・独自ドメイン利用の際、IPは固定IPとDNSサーバの設置を推奨とする。サーバに使用するコンピュータだが、規模によってはPCで可能な範囲の高スペックがよいが、無茶な運用をしなければRaspberry Piをはじめとしたシングルボードコンピュータでも可能である((ただし、各OSのインストールは各自調べること。))(([[Raspberry Pi OS:https://www.raspberrypi.org/software/operating-systems/]]は[[Rufus:https://rufus.ie/ja/]]などを使用の上MicroSDにインストール可能だが、ISOイメージファイルのダウンロード後はライディングソフトとブランククメディア(DVD-R・DVD-R DL・BD)を用いインストールメディアを製作する必要がある。))((Linuxはインストール難易度はそれぞれ異なる(GUIインストーラの場合もあればCUIインストーラの場合もあり得る)がBSDはCUIのため難易度は総じて高い。))((インストーラーによっては英語のみの表記もあるため英語の知識は必須。))。 -- 各種インタプリタのインストールも可能でテスト環境としても使用できる。ただし、手動でのインストールとなる。 -- メールサーバ・DNSサーバに使用するコンピュータ等も各自で用意すること。用途を限定するのであればRaspberry Pi((3Bでも運用は可能ではあるが、4B 4GBまたは8GBがなおよい。))((サーバとして運用する際は冷却を十分行えるようファンの装備可能なケースの導入を推奨。))でも可だが、HTMLならびにスクリプトファイルを設置するためのストレージとしてHDDを接続することが望ましい((メインストレージとして使用するMicro SDメモリーカードの書き換え可能回数はおよそ10万回だが、TLC・QLCは書き換え寿命が短いので高耐久を謳う製品でも故障はあり得る。もし、Micro SDメモリーカードのみでの運用の際は高耐久のMicro SDメモリーカードとバックアップ用に外付けHDD、できればUPSを導入すること。))。 -- 管理運用保守に相応のスキルを要する上、使用するPCもそれなりのスペックでなければならず、また侵入対策も講じなければならない。管理運営は費用も掛かり、ハードウェア保守はサーバを停止しなければならないためアクセス不能時間も発生することから一台での運用は考え物。前述のシングルボードコンピュータをサブとして併用することとなる。 -- コマンドやパスなどの入力等もありソフトウェアインストールや更新をはじめ設定全てが手動。 -- 上級者向けのため初心者は手を出すべきではないのと、商用レンタルサーバクラスのスペックに手が届くのは一部ユーザーのみ。 -- 最新のインタプリタのインストール後動作しない際は旧版のインタプリタをインストールし、1行目の記述を旧版インタプリタのバージョンと記述することで動作させることも可能となる。 -- ただし設定によっては侵入・踏み台にされるなどの問題も発生するため慎重かつ安定に。 -- 余剰スペースのレンタルの際は電気通信事業の届出が必要となる。 -- パスワード変更はコマンドを介して行う。 - 各種VPSならびに各社物理サーバ -- サーバ自体は各社による運営であるが、実質的に自分自身による運営。 -- 利用は上記に準ずるが、毎月高額な利用料を支払うこととなるが、実質的に自宅サーバより割安とも言える。 -- プランによっては容量も少なく不自由となるが、用途を限定すれば可能性はある。 //** 注意 // //-- //--